For The Longest Investment

社会人2年目 投資ブログ

高配当という名の罠

海釣りが好きだ。

少し寒いくらいがちょうどいい。

缶コーヒー片手に、東京の夜景を見ながら、ゆっくりと流れる時間を楽しむ。

自分は東京の人間なので運河でルアーなんだけど

街灯の光で少し明るくなっているところに小魚がよく群れてるのを見かける。

明るいと安全なのかな?みんないると安心かな?

かわいいなって思う。

自分はそのあたりでよくルアーを投げる。

狙いは暗い部分でじっとしている、群れる愚かな小魚を狙うスズキを狙う。

 

ところで、少し前に米国の高配当株を狙った投資が流行っていた。

今も流行ってはいないが、人気がある。

思うに、高配当は個人投資家にとっての街灯のように見える。

ひたすら高配当株照らされた銘柄に群がる小魚たち。

 

タバコや石油は確かにハイパフォーマンスを上げた。

それはそれらの業界が悲観的で高配当にも関わらず、小魚が群れていなかった。

それだけ忌み嫌われていた。

ところが今彼らが群がっている米国高配当株は当時のような過小評価を受けていない。

要は漁港の街灯だ。

周りには捕食者がいると思った方がいい。

過去に高配当株がアウトパフォームしていた理由は低い評価の結果であって

高配当だったからではない。

 

また高配当はクッションにならない。

タバコ銘柄みてみるといい。

買い手なんて存在していないに等しい。

誰も話題にしなくなってから、買いを検討しても十分間に合う。

もしくはインフレ率が低い国の高配当株を買えばいいんじゃない?

マジな話。

そっちの方が頭使ってるよ。

 

本当は街灯に群がる蛾って描きたかったんだ。